いよいよ送り火前日です。
ボランティア組は2班に分かれて護摩木・割り木の用意と、山頂で大師堂の飾りつけのお手伝いにあたりました。

参加者:保存会、社会人・学生ボランティア 60名前後






朝九時、参加者が香樹庵前に集合しました。
早速2班に分かれます。



15日は正午より、銀閣寺門前にて護摩木・割り木の販売を行います。朝から保存会の方々が仮設のテントを立てて販売所を作りました。


10時よりボランティアが参加、本来なら販売は正午からですが、あまりに待っている人が多いために急遽、護摩木のみ先に販売を始めました。


護摩木をお渡しした後、亡くなられた方のの戒名やお願い事を書いていただきます。ここで書いていただいた護摩木・割り木を明日お山にあげて送り火の火床にくべるのです。お一人で何本も書かれる方が多く、販売所には黒山の人だかりが出来ていました。


この日は日差しが強く、お釣り用に用意した小銭で火傷する人まで出てしまいました。
その暑さの中でも護摩木・割り木を求めてこられる方が次々と訪れ、銀閣寺門前は一日中にぎわっていました。

一方こちらは山の上での作業です。








薪や松葉を置くためのテントや護摩木受付用のテントの組み立てと設置、大師堂の飾りつけ、古い御札や消し炭の納所の設置するという作業です。力仕事が多いため、男性は全員山で作業します。

10時 大文字の中心部に到着。まずはテントの設置です。 テントが設置されると早速、護摩木の受付が始まりました。ここでは護摩木だけではなく、色々なものがあります。 ひょうたん 五色ひょうたん 金のわらじ 仏足キーホルダー(単品orペア)しゃもじ 貝殻(開運お守り) 大文字はがき 腕輪お守り 身代お守り 知恵お守り 交通お守り 水塔婆 お札 お供物 ローソクなど。

10時30分 大師堂の飾り付けが始まります。まず、大師堂のすぐ脇にのぼりを上げます。そして堂内にお花やお供物、ろうそくをお供えします。次に外側に鉄の扉を設置します。重い鉄の扉を設置し終えたら、入り口に紋入り幕と「大文字(弘法大師)保存會」と書かれた提灯を設置します。これで弘法大師堂の飾りつけ完了です。

その間に、大師堂のすぐ前に、古い御札や消し炭を納める納所が設けられます。四隅に笹を立てた納所には、早速去年の御札や消し炭が納められていました。これらは、大文字の送り火と一緒に火が灯されます。 以上で山の作業は完了です。

12時ごろ下山、その後は銀閣寺前で行われている護摩木の受付を手伝います。