京都市登録無形民俗文化財
左大文字送り火は、京都市北区大北山村の西、金閣寺近くの大文字山で行われます。

【左大文字保存会】
火床所在地:京都市北区大北山鏡石町

送り火の起源には諸説あり、確かなところは現在もわかっていません。
ここでは数ある諸説と言い伝えをご紹介します。


『洛陽名所集』(1658(万治元)年)には記載されておらず、『扶桑京華志』松生元敬著(1665(寛文5)年)や『山城四季物語』延宝年間(1673〜1681)には記載されており、『扶桑京華志』には「大文字、北山村の西山に火を以て大の字を燃す。伝えるところ、これまた弘法の筆画なり、左大文字、京の町より北山をのぞんで左にあるところなり」
と記され、この頃には左大文字が灯されていたと考えられております。

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火床の構造

左大文字山は、岩石が多く、火床を掘ることが出来なかったため、以前は篝火を燃やしていました。現在は、山の斜面に栗石をコンクリートで固めた火床を使っています。火床の高さは、斜面の傾斜によって30cm〜3mにもなる火床があり、点火資材は松割木を使い、井桁に積み重ねて点火します。(高さ約1m)
火床数:53基 薪数:300束 護摩木:5,000本
全体の大きさと各々の火床数

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良くある質問をQ&A形式でまとめました。


Q:送り火当日は大文字山に登れますか。
A:基本的に通年入山は禁止となっております。

Q:ボランティアの受け入れはされていますか。
A:現在は、2、3人ほどいますが、大人数の受け入れはしていません。

Q:護摩木志納の受付場所と時間を教えてください。
A:金閣寺門前において、以下の日程で受け付けます。


   8/5  午前9時〜午後2時30分頃
   8/15 午前9時〜午後3時頃
   8/16 午前7時〜午後2時頃

   いずれも無くなり次第終了となりますので、予めご了承ください。


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